設立の恣意書

■森の里地区について
 森の里地区は、分譲開始から約30年が経過しました。森の里地区分譲当初、県住宅供給公社と締結したまちづくり申し合わせの期限(締結から10年間)が経過するのをきっかけに、各丁目にて建築協定やまちづくり協定が次々と制定され、昭和62年には厚木森の里地区地区計画が平成10年の変更を経て制定されており、厚木市の中でも特に優良で、閑静な住宅地として維持されてきました。

 

■地区の問題点について
 森の里地区は先般、第31回夏祭りが開催されるなど、分譲当初から自治会やまちづくり活動が活発に行われてきた地域ではありますが、少子高齢化の流れは著しく、森の里世帯全体の高齢化は避けられない状況でもあります。このような状況下で、地区に対する住民の要望は、高齢者にとっても住みよい環境作りや、若年世帯の移住促進、生活利便施設の充実化など、分譲当初の計画理念では意識されていなかった項目や、新たな問題点に対するものに変化してきていると感じます。

 

■厚木市の上位計画について
 2010年に改定された厚木市都市マスタープラン(森の里を含む玉川地区)では、本地域の課題として、森の里地区の良好な住環境保全の他、地域の生活拠点の一層の充実との記載があります。ここから、従来の森の里地区が誇れる、子育てがしやすい環境や、閑静な住宅地の環境を継承していくことのみならず、すべての世帯が住みよい環境をつくり、次の世代へ継承していくことができるような、新たなまちづくりの理念を検証する時期に来ているのではないでしょうか。

 

■新たな森の里地区のまちづくりについて
 先に開催されたコンビニエンスストア検討委員会では、地区計画や高齢者世帯の問題等に関する活発な議論が行われましたが、その発端は事業者および行政側からの提案があったことからでした。しかし、本来のまちづくりは、住民が主体となってまちの理念を検討し、その理念を事業者や行政に向けても発信していくことが、より望ましい形であると思います。
 また、現在の森の里地区は第二世代が子育て期となる世帯もあり、今後の森の里地区のまちづくりを担う人材を発掘することや、第一世代が培ってきたまちづくりの理念を継承していくことが、新たな森の里まちづくりにとって必要なことと思います。そのため、各丁目の建築協定・まちづくり協定の枠組みや、各丁目の自治会の枠組みを超えた、継続性のある議論や活動の場が必要であると考え、本会の設立を提案したいと考えました。

 

■森の里自治連絡協議会および各丁目自治会との関係性について
 従来の森の里地区のまちづくりは、森の里自治連絡協議会および各丁目自治会が担うものと理解しています。本会は各丁目の自治会役員や建築協定委員、その他まちづくりに興味を持つ住民や地域活動団体が、それぞれの立場や枠組みを超え、積極的にまちづくりに関与していく他、必要に応じて専門家や技術者の協力を仰ぐことによって、よりまちづくりに関する専門性を有する組織となることを目指せればと考えております。そして、本会の活動内容や調査資料を各自治会や地域活動団体へ周知・報告をしていくことで、森の里自治連絡協議会や各自治会との連携を図り、専門性のある事案に関しての助言や協力ができる組織としても本会が活躍できればと思います。